長期的に発作を防ぐには
基本的な治療は発作対応から発症の予防道へ
気管支の治療は、以前までは発作時に薬を飲んで対応する方法が多かったようです。
最近は発作を起こさないよう、継続的に吸入ステロイド等を用いて予防する方法がメインとなっています。
喘息は気道が炎症を起こしている慢性疾患のため、
長期にわたり適正な治療を続けることで症状をコントロール出来ます。
喘息ガイドラインの目指すもの
アレルギー学会などが発行する予防・管理ガイドラインといった基準が設けられています。
ガイドラインは専門医が学問的なデータに基づいて作成した管理・予防に関する
目標が定められています。
その中では
・気道の炎症と気流の制限を引き起こすアレルゲン、ハウスダストなどの因子の回避・除去
・吸入ステロイドなどの薬物療法により気管支の炎症を抑制して気管支を拡張する
・気道の過敏性と気流制限を軽減ないし寛解する
などが目標として掲げられています。
こうした対策により、出来るだけ患者の呼吸機能を正常化して、発作をできるかぎり押さえ、
QOL(Quality Of Life:生活の質)を改善し、
健康な人と変わらない日常生活を送れるようになることを目指しています。
QOLとは、具体的には
・健康な人と代わらない日常生活が送れること
・正常に近い肺機能を維持すること
・夜間や早朝の咳や呼吸困難がなく十分な睡眠がとれること
・発作が起こらないこと
などあります。
医師はこうしたガイドラインを参考に、個々の患者に対して最適に行なうように推奨されているそうです。
発症予防のためのセルフケアと薬について
まずは発症を抑える、発病の予防が一番のアプローチであり、アトピーの素因を持つ場合は
ダニやカビなどの環境アレルゲンを除去するなど、危険因子を解明し、
発病の原因を排除・回避する必要があります。
また患者の状態を把握するためにピークフローを記し、吸入や服薬の料と時期を記載する
日誌を用いる方法もよく使われており、適切な薬の量の把握や患者自身の自己管理意識を
促すためにも有効な手段となっています。
長期的な管理が必要ですが、途中では急性の発作が起きる場合も多々あります。
そこで、治療に用いられる薬剤は長期管理薬(コントローラー)と
急性発作の治療に用いる発作治療薬(リリーバー)の2種類を、症状のステップに応じて使われます。
コントローラーは抗炎症薬と長時間にわたって作用する気管支拡張薬、
リリーバーは短時間で作用する気管支拡張薬と全身性のステロイド薬があります。
抗炎薬は気道が狭くなるきっかけの炎症を抑える働きがあり、
ステロイドやロイコトリエン拮抗薬などがあります。
気管支拡張薬は気道の緊張をゆるめて気道を広げる働きがあり、
β2刺激薬やテオフィリン薬などがこれにあたります。
最適な治療を長期的な管理のもとで行なうことで効果があがります。
主体的に方針の決定に参加し、自分で責任を持って、
定められたとおりに服薬することが大切です。
自己判断で薬の使用を止めたりせず、医師の診断のもと、根気よく行なうことが重要です!