つらい咳とピークフロー
症状の管理をする意味とは
長期にわたる喘息治療において、症状の管理=セルフケアは大切です。
自分の発作がどのようなときに出るか、注意すべき点は何か、体調や服薬の記録を通して
自分の病状経過を把握することができます。
患者自身が発作の予防と適切な対処のため、また医師が症状確認に基づいた薬や対応方法の
調整を行なうためにも、症状の記録管理が必要となります。
日々の記録、日誌とピークフローメーター
発作の代表的な症状はつらい咳と呼吸困難です。
それに伴った嘔吐などもつらいでしょう。
咳はいったんはじまると長く続く方が多いと思います。
夜中や明け方など、布団の中で背中を丸めながら苦しい呼吸状態が続くのはとてもつらいものです
咳のしすぎで骨にひびが入ることもありますし、重症であれば言葉を発するのも困難で、
非常に危険な状態となります。
咳は日々の様々な要因、天候や体調によって出方が変わります。
変化する咳の症状を記録するために日誌とピークフローメーターが用いられます。
日誌には毎日(朝・昼・夕・夜など)の発作の程度や回数、咳の有無、服薬の状況、体調、体温、天候、
日常生活の様子などを記録します。
ピークフローメーターとは患者が自分で気道の状態を調べることができる測定器で、
ピークフロー値といわれる最大呼気流量(思いっきり息を吸い込んでから一気に吐きだした速さの最大値)を測り、
日誌に記録して肺機能の確認とします。
ピークフロー値は性別、年齢、身長によって大体の標準予測値があり、この予測値を基準として100~80%を安心、
80~50%を注意、50%以下を危険と判断します。
ピークフローの値が低いと気道が狭くなって発作が起こりやすい状態とされます。
毎日の記録が役に立つ!
医師は日誌の記録をもとに治療の方法や薬剤の効果を判断することが出来ます。
また患者にとっても症状の把握と発作の増悪因子への対応を確認することが出来ます。
毎日の記録ですので、日記や家計簿が三日坊主になりやすい人(私もそうでした)にとっては、大変かもしれません。
しかし経過を正しく見極めるためには、根気よく記録を続けることが大切です。