成人と小児のちがい
増えている大人の喘息
皆さんは喘息が子供に多い病気と思われたことありませんか?
私はそう思っていました。でも自分がなってから調べたところ、患者数でみると、
20歳より前の発症者は20%、20~40歳で30%、40歳以上が約半数を占める
と大人が多いことがわかりました(成人気管支喘息ガイドラインより)。
20歳前の発症を小児喘息、40歳超えの発症を成人喘息と呼びます。
成人は子供の頃の症状が移行する場合や、
大人になってから発症する場合など、経過は様々です。
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小児喘息と成人喘息のちがいとは
小児の場合はアトピー型が多いと考えられています。
アトピー型とは、ある特定のアレルゲンに反応して起こります。
アレルギーの素因がダニやカビ、ペットや花粉といった吸入アレルゲン、また卵や牛乳、大豆や
そばなどの食物アレルゲンや食品添加物、さらにRSウィルスやマイコプラズマなどのウィルスによる
呼吸器の感染のほか、大気汚染や気象、ストレス、過労などがからみあって発症する症状です。
小児はアトピー型が多く、ほかのアレルギー疾患を合併するケースが多いものの、
症状は比較的軽いとされます。
これに対し成人はアトピー型より、アレルゲンが特定されない
非アトピー型の比率が高いとされています。
また成人では風邪やインフルエンザなどの感染症、ストレス、煙草など、
アレルギー以外のきっかけがあって発症するケースが多いようです。
さらに成人はステロイド薬の使用が多く、症状が重く、
アスピリンの患者が多いという特徴もあります。
アスピリン喘息というのはアスピリンのような鎮痛薬が刺激となって発作が起きる症状です。
なお、小児は約7割が寛解(長時間症状がでない)していきますが、
成人は小児に比べて治りにくいとされます。
成人は症状が悪化しやすく、その原因は加齢による気道や肺の機能低下や、
治療・管理が不十分で気管支のリモデリングが進むため、などと考えられています。
深刻な影響を与える喘息
最近は特に60歳以上の高齢者成人発症が増えているそうです
患者増加の原因は昨今の清潔志向により免疫力が低下したこと、
家の気密性が高くなったことでダニやカビ、ペットなどのアレルゲンが増加したこと、
排気ガスなどの大気汚染や肉類の多い食生活、
ストレスといった要素が影響を与えていると言われています。
また、成人の85%くらいの患者は薬を処方されているものの、救急外来にかかるほどの重症で
入院を余儀なくされたり、周囲の無理解に苦しみ中には仕事や進学をあきらめる人もいるそうです。
この病気がその人の人生にとっていかに深刻な影響を与えているか考えさせられます。
長期的な治療は大変ですが、根気よく続けて心身ともに健康を目指したいですね!